商業施設「Hikari」が、2025年度グッドデザイン賞受賞 

2025年10月15日、「2025年度グッドデザイン賞」（公益財団法人日本デザイン振興会主催）の結果が発表され、べカメックス東急が手掛ける商業施設「Hikari」が取り組み部門にてグッドデザイン賞を受賞しました。 

Hikariは、循環型ライフスタイルの育成ハブとしての商業施設。日本の建築事務所である丹羽隆志アーキテクツがデザインを手掛け、サスティナブルレストランPizza 4P‘sとともに、食と素材の循環型エコシステムを提案・実践しています。 
建築・商業施設としての設計や運営の側面が高く評価され、本施設のコンセプトである「Made to Enlighten」のもと、環境への有意義な取り組みを実現したデザイン性や、来訪者が食と素材の循環を“楽しみながら学べる”体験が総合的に認められました。 

デザインのポイント

1. アクアポニックス池を中心に飲食テナントを配置した、都市に開かれた憩いの場となる回遊型ランドスケープ 

2. 有機ごみの堆肥化、食用魚の飼育、池の灌水利用、果樹並木、循環素材の内装など持続可能な資源循環の実践 

3. 新都市の住民や小学校と連携し、食と素材の循環を学び、体験し、共有するワークショップを継続して開催 

審査委員の評価

ビンズン新都市において、循環型のエコシステムを備えた有機的なヴォリュームを組み合わせ、シンボリックなデザインの商業施設がつくられた。池を囲む回遊型のランドスケープが展開し、そこでは各テナントの有機ごみを堆肥に用い、収穫された果物や池の魚は、イベント時に食用として提供される。またピザのレストランは、内装に様々な再生材を活用している。したがって、商業施設なのだが、地域の住民や子供が楽しみながら、食と素材の循環を学ぶ場としても機能する実験的なプロジェクトだ。 

べカメックス東急は、今後も持続可能な循環型都市の実現に向けた取り組みを進めてまいります。 

2025年度グッドデザイン賞　受賞ページ

https://www.g-mark.org/gallery/winners/30160